ALI・レポート(平成22年度 富士通株式会社)

1級アクセシビリティリーダー 広島大学生物生産学部2年

実施期間:平成23年2月14日-25日

受入企業:富士通デザイン株式会社

要約筆記のスキル向上を目的とする練習ツールの開発、そのためのベースとなる部分を形作ることに取り組んだ。2週間の期間の内、初週は富士通側が予め用意していた作業を行った。実際に要約筆記を用いた実験を行い、その結果要約筆記においてどういったパラメータが重視されるかを考察し、発表した。2週目はその考察を元に、ではそれらのパラメータの向上のためにはどういった練習が必要なのかを考察するため、学生達で実験方法・スケジュールを組み立て実践した。最終日にはその結果・考察も踏まえたインターンシップの総括を発表した。

初めてのインターンシップだったが、積極的に意思疎通を交わすこと、また交わすだけでなくしっかり相手の発言を理解していくことが大切だと痛感した。また、仕事中は社員さんから厳しい言葉を頂くことも多かったが、仕事以外の時間ではフランクな会話が出来たし、食事に連れて行って頂くなど終始和やかな雰囲気で過ごすことが出来、社会人としてのメリハリの大切さも知ることが出来た。ALとしては、ただアクセシビリティな技術を「知っている」「使える」だけでなく、アクセシビリティを考える上で必要とされる、あるいは考慮されるべき要素について自ら「考える」力が養われたと思われる。