ALI・レポート(平成24年度 富士通株式会社)

1級アクセシビリティリーダー 広島大学総合科学部3年(参加時)

実施期間:平成24年9月10日-28日

受入企業:富士通株式会社 総合デザインセンター

アクセシビリティリーダー(以下AL)としての知識や経験を増やしたい、就職活動を前に企業で働くとはどういうことなのか体験してみたいと思ったのが私がインターンシップに参加した理由です。富士通株式会社のインターンシップに参加し、大学にいるだけでは分からなかった企業における働く障がい者のための配慮、そしてアクセシビリティに関係する高い技術力などに触れることができ、多くのことを学びました。例えば、「聴覚障がい者の情報保障は視覚からアプローチすればいい」という当たり前のような考えを持っていましたが、触覚デバイスなどを体験することにより、情報保障の方法も考え方によっては多角的な角度からアプローチしていくことができると学びました。

インターンシップの経験は、その後のALとしての活動にも大いに役に立っています。私がどうすればより見えない・聞こえない・自由に動けない人々に実りのある学生生活を送ってもらうことができるのかを考えながら学内でのインターン活動ができるようになったと思います。その他、高齢者や子供、女性など全ての人々にとって生活しやすい社会作りにこれから貢献していくことができればと考えるようになりました。また就職活動を行ううえでも、ALとしての経験は胸を張って語れるものとなりました。

三週間、参加して本当に良かったと思っています。貴重な体験の機会を与えてくださったアクセシビリティリーダー協議会と富士通株式会社の皆様に非常に感謝しています。

 

1級アクセシビリティリーダー 広島大学総合科学部3年(参加時)

実施期間:平成24年9月10日-28日

受入企業:富士通株式会社 総合デザインセンター

今回、大学でのアクセシビリティリーダー(以下AL)経験を活かして、実際の企業で行われているアクセシビリティの現状を知ること、また私達学生ALにできることは何かを見つけるため、富士通株式会社総合デザインセンターへのインターンシップに参加しました。私自身は当時大学3年生で就職活動も控えていたので、社会人としての体験をすることも目的の一つにして行動していました。インターンシップ中は、富士通株式会社が行っているアクセシビリティの対応や仕事内容を間近で見て経験することが出来ました。例えば、聴覚に障がいのある方に対しては振動を用いたデバイスを他社と開発し、新たなニーズに応えていく企業の姿勢を見ることができました。また、社内の視覚や聴覚に不自由を感じている社員の方とも、仕事中の配慮を通じて協力し合って仕事されている様子を拝見しました。会社自体の雰囲気もとても良く、インターンシップ中でありながら、自分もその一員になれたような嬉しい気持ちになりました。

ALとして参加してみて新たな気持ちで大学でのAL活動をすることができるようになったと思います。会社という新鮮な現場で、何が求められていて自分はどう行動したらいいのか、改めて見直すことができました。学校で活動しているだけでは得られない社会の現状やニーズも自分の目で確認することができ、今後社会人として働いていく上でも必要になってくる考え方や姿勢も学ぶことができます。大学のうちにこのような貴重な体験をさせて頂き、大変嬉しく思います。